明神平  2001.03.03
大又登山口〜明神平〜水無山〜国見山ピストン
Sさん、権蔵



先月も行ったのに、また明神平(笑)。
それは、やはり前回が素晴らしすぎたから。 また、前回のような感動を求めに行ってきました。
今回は、お仕事仲間のSさんとご一緒。
上市で落ち合って、途中でクルマを1台だけにして、大又の登山口へと向かった。
晴天続きで、恐らく前日に雪が積っただけだろうから、
それほど積雪量は期待していなかったのにもかかわらず、
なんと途中で道路に雪が凍結していた。
かなり上まで来ていたので、チェーンを付けるのは面倒と思い、
ちょっと先まで歩いて、路面状態を偵察。
しかし、凍結区間はわずかだけだったので、そろりそろり走り抜け、
また今回もチェーン無しで、登山口に到着。

登山口での積雪量は、前回より少し多め。
ひょっとしたら、上はかなりの積雪量かなと、期待する。
雪に覆われた登山道を登り始めた。
トレースはしっかりあるから、安心だ。

天候は、夕方から崩れる見込みだが、登山中は晴れ。
そして、どんどん高度を稼いでいった。
さすがに3月になっただけのことはある。結構暑い。

明神平にあるあしび山荘の真下に付いた。
ここは風の通り抜ける場所で、霧氷が一番大きく付くところだ。
しかし、気温が高すぎる。大きな霧氷の残がいが、雪面に大量にある。
また、この場所は、西側への見晴らしも素晴らしい。
この日は、特段に空気が澄んでいて、見晴らしが良かった。
ちょうど、金剛山と大和葛城山の間。
つまり、水越峠の向こうに、なんとPLの塔が見える。
そして、またその北側には、二上山から生駒山も見える。
さらにさらに、その大和葛城山から二上山に続く山脈の
そのまだ向こう側に何やら山が見える。
他の登山者とも、話したのだが、やはりその山は、六甲山以外にあり得ない。
うへぇ〜〜。すんごい。直線距離にして約150キロ。
空気が澄んでいると、よく見えるものだ。

明神平に出た。霧氷は、付いていると付いている。
しかし、ガラガラと音を立てて、落ちてくる。頭の上にも、容赦ナシだ。
なんか、アッと言う間になくなりそうな勢いだ。
このあたりの積雪は10センチほど。
ここは日当たりがいいので、晴れると一気に積雪量が少なくなる。
恐らく、根雪は解けて、このわずか10センチは、昨日降った雪のようだ。

今回は、明神平から、北側にコースを取り、水無山へと上がった。
そして、水無山の山頂の手前の見晴らしのいいところで、昼食だ。
ここからも、素晴らしい展望で、南側がよく見える。
大台、大峰は言うに及ばず、台形型のカタチをした南大台の笠捨も、ハッキリ見える。
さらに、その向こうにも、まだ山々が見えていた。

昼食を終え、国見山へと向かった。
ここは、ブナ林の中の気持のいい稜線歩きだ。
稜線には、小さいながらも雪庇が出来ており。
もう3月だというのに稜線の積雪は、まだ2m近くはありそうだ。
地図を見ると、国見山の少し手前にウシログラという展望の良い所があるらしい。
ふと左手を見ると、ブナが岩の先端が飛び出しているところがある。
そこに足を進めると、対面に薊岳を見渡せるすばらしい景色だ。
看板も何もないがここがウシログラだと確信した。

そこから、5分も歩くと、国見山の山頂に到着した。
北西側の見晴らしはいいが、それ以外は木に覆われ、残念ながら展望はもうひとつ。
ここで今回は折り返し、帰路に着いた。
先月に続いて来た明神平だったが、期待を裏切ることはなく、
また素晴らしい山行を楽しめた。
Sさん、ご同行願いありがとうございました。






中腹

青空のもと
雪面が美しい



水無山から

素晴らしい
この景色を
見ながら昼食


大台ケ原

水無山から見た
大台日出ヶ岳方面



ウシログラ

左から水無山、
明神平、薊方面
薊の後ろが大峰


ウシログラから

大峰の大普賢方面
手前は木ノ実ヤ塚



稜線

美しい稜線上の
ブナ林








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