いずれは台高山脈を縦走しようと言う、
いつできるともわからない壮大な計画の一環として、
今週は、台高山脈北部を縦走した。
ネットで事前に調べていると、
大峠から明神平までピストンされている方がおられたので、
そう無理でもないだろうと思い計画。
さらに、今回それに、まだ登ったことのない高見山へのピストンもプラスし、
20キロを越えるかなり長距離な山行計画を企てた。
これで、高見山から池小屋山までの約20キロを往復したことになる。
●
コースタイムは以下の通りである。
0720大峠−0755高見山0815−0840大峠−1030ハンシ山−1100伊勢辻山
−1220国見山−1225ウシロくら(昼食)1255−1355伊勢辻山−1605大峠
●
高見トンネルは何度も通ったことがあるが、上の高見峠には、初めて。
狭い旧道をクネクネ登って、着いたところは、
結構広い駐車スペースのある峠だった。
ここから、まずは高見山へ。
昭文社のエアリアマップのコースタイムでは約50分になっているが、
頑張って登れば30分か??と思い、懸命に登る。。。
しかし、かなりの急坂で結果的には35分。残念(笑)。
高見山から、今回の到達点の手前の水無山まで、よく見える。
景色を見ただけだと、到底半日で行けるような距離感ではなく、
少し心配になってくる。
高見山で、朝食を済まし、また急いで下山。
大峠に戻り、今度は、明神平に向かって、南へ進む。
しかし、この時、気付いたのだが、単独でこんな所に来ているのに、
熊鈴を持ってくるのを忘れてしまった。
それと、スパッツも忘れてしまった。
う〜ん、マムシに噛まれたら、えらいこっちゃなぁ。
しかし、時間があまりない駆けるように登っていく。
下り坂では、本当に走っていた。
ところが端って下っている最中に・・・・・
出たぁ〜〜〜〜〜!!!
登山道のど真ん中に、ヘビ〜〜!!
マムシかもぉ〜〜!!
とにかく、止まらないと!!
と思い、慌てて止まった。
あと一歩で、踏んづけるところで、止まったのだが・・・。
なんと、その瞬間、足を攣ってしまった。
痛い。猛烈に痛い・・・・・。
そして、目の前にいるヘビは。。。。
な〜んだ、シマヘビ。さすがにシマヘビでも踏むのはイヤだけど。
しかし、このヘビのおかげで、足が痛い思いに・・・!_s(・`ヘ´・;)ゞ ..
あまり、腹が立つから、ストックで突っついてやったけど・・・(笑)。
ここで戻ろうかとも思ったけど、いくらなんでもまだ朝の9時過ぎ。
なんとか歩けるから、先に進む。しかし、これで、いきなりペースダウン。
こんなことがあると、実際にマムシがいるかも知れないと思ってしまい、
走ることにも慎重にもなってしまう。
徐々に痛みは和らぎ、歩き始める。
雲ヶ瀬山からハンシ山、そして伊勢辻にかけては、うんざりの植林地帯だ。
伊勢辻の三差路を越えてからは、自然林となってくる。
伊勢辻山は、小さな草原。気持ちがいい。
目の前の赤ゾレ山界隈は、気持ちの良さそうな草原地帯だ。
この辺りから、目的地の明神平が肉眼で見えてくる。
もう少しだと言いたいところだが、これが結構ある。
う〜ん、間に合うんかなぁ?折り返し時間は午後1時だ。
それより、遅れると、帰路がヤバくなる。
縦走路は、赤ゾレ山を巻くように付けられている。
しかし、折角だから気持ちの良さそうな赤ゾレ山に登り、
縦走路に復帰する道は、道なき道の草原をショートカット。
すると稜線上に、地図にはない、小さな池があり少しびっくり。
しばらく草原地帯を歩き、国見山へと差し掛かる。
この国見山への登りが、結構キツイ。
このあたりの踏み跡は、めちゃくちゃで、わけわからないし・・。
この登りでかなり足に来た。
結局国見山に着いたときには、12時を大幅に回っていた。
ここから、南側は歩いたことがあるので、距離感はわかるが、
おそらく明神平まで小1時間かかるだろう。
昼食も食べなくては、ダメだし、明神平はこの時点で諦めた。
眺望の良いウシロぐらを、折り返し点にし、そこで昼食を摂ることに決めた。
素晴らしい展望のところで、ひとり静かに昼食だ。
幸せを感じるひとときである。
明神平まで行けなくても、これで、高見山から、池小屋山までが繋がった。
一応、今回の目的は、達成だ。
帰りは、結構足が疲れていた。
ヘロヘロと言った表現が正しいかも知れない。
往路では、誰とも会わなかったが、帰路は何組かと出会った。
いずれもテント泊の装備だ。恐らく明神平で、泊まるのだろう。
しかし、歩きながらも、日暮れに間に合うのか、少し心配である。
ほんと、結構ヘロヘロ。一応、16時を目指しているのだが・・・。
最悪17時がデッドかな?と思いつつ歩く。
しかし、写真も撮らず、寄り道もせず(休憩はいっぱいしたが←笑)、
歩き続けると、まあ、ほぼ目標時間通りなんとか下山できた。
とは言え、今回の山行では、久々に達成感を味わえた
山行であったのは、間違いない。